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全てがまっすぐ設計のテープカッター

曲がったことが大嫌いで、まっすぐ置けない物が嫌いなら、是非お試し下さい。
常識を変えるデザインというと、最近だとスマホみたいなすごいものを連想しがちですが、身近なところにも小さな常識にちょっとした変化をもたらす製品はたくさんあります。例えばテープカッター。市販のテープカッターのほとんどは、テープがギザギザに切れて、ずんぐりとした曲線のデザインです。こんなもの、いまさら特に大きな変化も必要なさそうに見えるかもしれませんが、きちんと配慮された製品を使ってみると、地味ではありますが、確実に進歩していて違いがあることがわかります。テープカッターなんて頻繁に買い換える物ではないかもしれませんが、だからこそ、もし買うなら、どうせどれでも同じと思わずに、是非知っておいていただきたいポイントがあるんです。

切り口が直線

直線美には、たくさんの工夫が凝らされていますが、最大の特徴は、この刃です。普通のテープカッターだとギザギザになってしまうテープの切り口がまっすぐ直線になります。比べてみると一目瞭然。たしかに直線「美」です。
普段使いでもキレイで気持ちいいのですが、ラッピングなどの用途では、この“まっすぐ”によってかなり見た目がかわり、製品っぽい完成度の高さが感じられます。また、いったん貼ったテープを剥がそうとした場合に、ギザギザの部分からテープがタテに裂けてしまってうまく剥がせないといった状態になりにくいというメリットもあります。

切り口をまっすぐにしたいという要望は以前からあありましたし、製品化された物もいくつかはありましたが、そのほとんどはカッターのような鋭利な直線刃を採用した物で、切り口がキレイな代わりに安全性を確保するのが難しく、何らかのガードのようなものが付いていました。ところがこの直線美の刃は、スチール製の平らな板に独特の凹凸をプレスしたもの。従来のギザギザ刃は上を向いていて、テープに対して垂直に刃を立てて切りますが、直線美の刃は水平で、テープと平行に前を向いて寝ています。(手を当てても痛くありません。)

これが刃です。テープを刃に貼り付けた状態で左右どちらかにひねると、テープが端からパリパリっと切れていきます。テープを切ると言うよりは、ミシン目から切り取るような独特の感覚です。貼り付いた凸部分のエッジで切り目を入れ、凹部分ではテープが裂け、また凸部分で切れ目をつくる。凹凸は、裂け目が進行しすぎないようにテープを何度もエッジに引き戻して修正する役割があるようです。ですから、テープはよく見ると、スパッと一度に切れたのでは無く細かい破線の連続に見えます。その結果、まっすぐ切れるだけでなく、安全性も向上しているという、一石二鳥な設計になっています。

セロテープに最適化

ただ、一点だけ注意が必要なポイントがあります。このカッター刃は「セロテープ」に最適の設計になっています。このカッターが最も気持ちよく使えるのが、同社の主力製品である「セロテープ」なのは当然と言えば当然ですが、他のテープの場合には、切れ味や切れ方に違いが生じることがあります。特に裂けにくい特性のあるPP(ポリプロピレン)などを基材としているテープの中には、切りにくい、或いは切るのにコツが要る場合がありますので、ご注意下さい。

重い(いい意味で)

刃以外にもテープカッター選びには、実は重要なポイントがあります。中でも特に注意したいのが「重さ」です。それはつまり「動かないこと」。以前からずっと思っているのですが、テープカッターの多くは、重さが微妙に中途半端だと思うんです。テープカッターを机に置いたままで片手でテープを引くと、セロテープを引き出す時の抵抗でテープカッターが手前についてきてしまうと嫌な気分になりませんか?だから、テープカッターは、テープを引いても付いてこないくらいにはズッシリと重い方がいいんです。

普通のテープカッターの内部。セメントが流し込まれています。安価で合理的な方法ですが、その方法のために外形が制限されています。

もちろん普通のテープカッターもそれなりには重くできています。ではあれはなぜ重いのか。ひっくり返して蓋をこじ開けてみるとわかります。実は普通のテープカッターの多くは、中にセメントが入っているんです。セメントの比重は3.1前後、水の約3倍です。そして、テープカッターの形状がだいたい似ているのも、このためです。ひっくり返して水平に置けるのはセメントを流し込みやすいためで、若干ずんぐりと太っているのは、セメントが固まるときにわずかに収縮したりしても変形が目立たないようにするためです。

直線美の内部。内部の形状に合わせて切り出された鉄板が整然と並んでいます。赤茶色いのは錆止め塗装です。

では直線美はどうか、同じように開けてみると、中には整然と鉄板が並んでいます。直線美の重さは、鉄の重さだったんです。鉄の比重は7.85。単純に体積当たりの重量が2倍以上あるものが中に詰まっているのです。だからスリムなのにズッシリと重いんです。 そして本体底面に貼られたウレタンが適度なグリップ力を発揮するので、普通にテープを引いても本体がしっかり踏ん張ります。この安心感こそがテープカッターのキモと言っても過言ではありません。

本体が直線

内部にセメントではなく鉄板を入れることで、重いだけでなく、必要な重さを満たしつつ、スリムでまっすぐなボディに設計することができます。 直線美は一般的なテープカッターよりも小さく、見た目もまっすぐ直線美。とくに、上から見た形状が細い長方形で、側面がビシッとまっすぐなのは、デスクの上では絶対に便利です。テープカッターはデスクの書類立ての横などにピッタリ添えて置かれることが多いと思います。そんなときのおさまり感が断然気持ちいいし、幅をとらないのも嬉しいところです。

また、本体の形状としてもう一つポイントをあげるとすれば、テープリールと刃の間の空間の広さです。テープを取る際に人差し指を差し入れる隙間が大きく空いている方が、作業の際には、テープカッターをほとんど見ずに作業できて楽です。こんなところもテープ選びには重要だったりします。

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直線美大巻用

動かざること山のごとし。どっしりとした重量感は業務用でも絶対オススメ。

直線美小巻用

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ハンドカッター直線美

持ち運び用の直線美。まっすぐ切れる刃はそのままに、軽量で握りやすいボディーです。もちろん鉄板は入ってません!

直線美ミニ

携帯にも便利なミニタイプですが、小巻テープが入るので、じつは、マスキングテープとの相性抜群!お気に入りマステの専用カッターとしてもオススメです。