016完美王

美文字 完美王

文具王の文具店 美文字 完美王

筆ペンのイメージが変わった

今でこそ消えるボールペンや、滑らかなボールペン、折れないシャープペンシルなど、ハイテク筆記具が多数存在していますが、そもそも文房具という言葉は、中国で書斎を表す文房で使う道具、筆・墨・硯・紙などを表していたわけで、毛筆は元祖文房具ともいえる道具です。その起源は5000年前とも7000年前とも言われ、非常に長い間、人類の記録を担う主な筆記具の一つでした。日本でも明治に開国して海外からペンや鉛筆が輸入されるまで、言葉を書き記すのに使う道具と言えば専ら筆だった訳で、その歴史は圧倒的に長い。しかし、今となっては他の筆記具に比べ手間がかかり、扱いづらく、既に日常の筆記具では無くなってしまっています。


では全く不要かといえば、冠婚葬祭など、儀礼的な意味を含む時にはやはり毛筆で書くのが良しとされる場合もあります。もちろん毛筆と言っても、ほとんどの人は筆ペンでしょう。携帯できてすぐに書ける筆ペンが発明されなければ毛筆は書道家やアーティスト以外の人には全く使われなくなっていたと思います。


年賀状の宛名

私も毎年年賀状の宛名書きは筆ペン、と決めていて、その時期はお習字の練習のつもりで数本は使い切る感じで使ってますが、やはりなかなか自信を持って書けてはいないのが正直なところ。毎年苦戦しています。そんな私が、昨年の年賀状はいつもよりちょっとだけ楽しく気楽に書けたような気がします。その理由がこの「完美王」。新しいタイプの筆ペンでした。これまでの筆ペンのイメージをちょっと変えるほど、するすると墨(インク)が出てくる感じ。あきらかに何かが違います。


大きく異なる構造

毛筆タイプの筆ペンといえば軸の部分が少し柔らかく、指でプコプコとつまんでインクを調節しながら押し出すものが一般的ですが、筆ペンに慣れていない人にとっては、ちょうどいいインク量に調整するのは若干コツが必要。ついインクを出し過ぎてしまったりすることもあります。しかし完美王の軸は硬質で押すことができません。完美王は軸を押すのではなく、内部の仕組みでオートマチックにインク量を調整する仕組みになっているのです。


一般的な毛筆筆ペンと完美王の仕組みの違い


従来型の筆ペンとの大きな違いは、インクを送り出す構造と穂先にインクを浸透させる方法にあります。従来型の筆ペンの多くは、軸の中が簡単なポンプの役割を果たしていて、軸を押すことによって押し出すインク量を調節し、穂先の根元側面に回り込ませて穂先にインクを送り込んでいました。これに対し、完美王は、穂先の中央に差し込まれた芯を直接インクに浸すことで、穂先の中にインクを送り込む構造。この染み出し具合が絶妙に調節されています。


インクの流量はこの中芯の毛細管現象が決めています。この構造、じつは直液式水性サインペンのものとほぼ同じ。言わば毛筆の皮を被った直液水性サインペンなのです。また、穂先の中央からインクを浸透させることで、穂先の内部が均等にインクで満たされるため、先端だけで書いても、穂先をしならせて押しつけながら書いても、かすれにくくしっかりとした線が書けます。


和紙などにたっぷりインクを含ませてと書いたり、逆にかすれを楽しんだり、ダイナミックにインク量を調整したい場合は従来型のほうが良い場合もありますが、何も考えずに気楽に書きたい人には完美王は断然オススメです。

すぐ乾く真っ黒いインク

完美王のイラスト

意図的な速書きなどでなければまずかすれないのにインクの出し過ぎがほとんどない完美王は、平均的に乾きが早いのが特長。これは、筆ペンの機動力を大幅にアップさせます。書いた紙を汚しにくく、枚数の多い年賀状の宛名書きなどの際にはとても助かります。また、艶のない真っ黒なインクは、イラストや漫画などのベタ塗りにも最適。今回リーフレットのイラストの原稿のベタ塗りにも使用していますが、ほんとうにきれいに「真っ黒」です。文字だけでなく、落書きなどにも使って筆になれるのも楽しくてオススメです。


イラストも気軽に

今こそ筆文字

ボールペンやシャープペンシルでも文字を記録するだけなら充分ですし、PCや携帯端末でも可能、いやむしろ、そのほうが便利です。あえて今筆ペンを使わなくても充分事足ります。なのに不便な毛筆をわざわざ使う意味はあるんでしょうか、私は、そんな今だからこそ、特にコミュニケーションにおいては、毛筆を使うことに意味があると考えています。


それは同じ内容のメッセージだったとしても、毛筆の方がより情報量が多いからです。メールは簡単ですぐに届くメリットはありますが、文字が意味する通りの意味しか伝えません。しかし、これがボールペンになると、二次元の複雑な情報となり、その人らしさをより多く表現します。その情報量はクレジットカードで本人確認ができる程です。毛筆は、手の上下運動やスピード感までも表現しますから、3次元+αの情報。同じ1文字にもそのときの気持ちや状況をより多く含めることが出来ます。


完美王で書いたメモ

上手に書けないから筆ペンは苦手、と思われるかもしれませんが、上手でなくても、誰かが書いてくれた文字は気持ちが伝わり嬉しいものです。あまり気にしすぎず、普段の伝言などにもどんどん書いて使ってみてください。使い慣れてくると、自然に使えるようになってきます。葉書の宛名の場合は、レギュラーアイテム004でご紹介した「スットカケール」を使ってみてください。きちんと文字が並ぶとそれらしく見えます。


ほとんどの人がメールやSNSなどでコミュニケーションをすませてしまう今、筆文字の手紙や葉書は、気持ちを伝えるかなり強い力を持ちます。もちろん、書類につける付箋にひとこと書くだけでも、グッと目を引きます。扱いやすく気軽に使える完美王をペンケースやペン立てに入れて、時々使ってみてはどうでしょう。



文具王の手書き解説書付き

リーフレット完美王リーフレット完美王

リーフレット完美王

文具王の文具店の購入特典付録として、
イラストも文も文具王の手書き原稿による解説書
「文具王の文具店の研究レポート」(A5版4ページ・色画用紙)を添付いたします。<非売品>

※画用紙の色などは変更になる場合があります。

 

美文字 完美王

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美文字 完美王 墨液カートリッジ

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型番 XOC50-10S/070S/091S
定価 200円(税込216円)
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